2008年3月26日水曜日

FXベーシックス No,13-高金利通貨に注意!

今回はスワップポイントによる収入について改めて考えてみましょう。

日本はここ数年、非常に低い金利政策を続けています。このため、金利の高い通貨と日本円で取引をする場合には、その金利の差から「スワップポイント」を得ることが出来ます。

例えの話ですが、金利の高いとある○○という国があるとします。○○国の金利は、日本円の金利より高いので、○○国の通貨を持っていることでスワップポイント収入が発生することになります。持っているだけで収入が発生するならば、当然金利の高い○○の通貨に資金が集まり、○○国の通貨は上昇することになるように思えますが、実際には必ずしもそうはなりません。


なぜか。


金利の高い国は、物価もそれなりに上昇してしまうからです。物価が高い国となると、市場は違う方向に動く可能性が発生します。

わかりやすく例えると、A国は金利0(ゼロ)、B国は金利10%だったとしましょう。為替レートは簡便のため1A国ドル=1B国ドルとします。そこで、例えばビックマック1個のA国の値段が1A国ドルだとすれば、B国も1B国ドルになります。1年後に金利がついた値段を考えてみます。するとビックマック1個の値段が、A国では1A国ドル、B国では1B国ドルになります。B国のほうが高い値段になり、国際的な競争力が落ちています。つまり、A国が通貨高、B国が通貨安です。話をシンプルにしすぎたためにわかりにくくなった部分もあるでしょうが、こうしたことが起こるため、金利が高い国がずっと通貨高になることは少なく、現実には様々な要因からむしろ競争力が落ちてしまい通貨安になるケースが多く起こるのです。

スワップポイント収入は単純に考えず、こうした問題もあることをよくよく注意して動向を見守る必要があることに気をつけましょう。

FXベーシックス No,12-ユーロの奨め

前回に続き、FX(外国為替証拠金取引)を始めるにあたっての、通貨の選択に関するはなしです。

前回はドル円についての話でしたが、ドル円の次に魅力的なのはユーロとアメリカドルの組み合わせ(ユーロドル)です。ユーロドルの組み合わせでは、日本円が入らない取引になります。元手が少なく始められるFXならではの楽しみ方ともいえるでしょう。

ただし、いきなりのユーロドルだとイメージがつかみにくいということもあるでしょうから、ドル円になれて、飽きてきたなあと思うようになってから始めても遅くはないでしょう。

ユーロとドルの取引量は、ドルと円の取引以上に量が多いのできわめて安定感があります。通貨としてはまだまだ歴史の浅いユーロですが、参加している国の数が多いことや影響力の大きい国が参加していること。こうしたことも魅力の一つです。

また、中東の一部では、石油の決済通貨をドルからユーロへ切り替え始めていますから、ユーロはこれからもっともっと影響力のある通貨として取引されていくことも予想できます。とくに、ユーロドルの場合では、日本円が間に入りませんから、円の動きが不安定な時期には、円をあえてはずしてユーロドルで取引することで、投資の成績も安定してくることもあるでしょう。

そうした理由から、円とドルの取引からユーロとドルの取引に戦略的に切り替えてみるなどの方法も積極的に検討してみることもおすすめできます。

FXベーシックス No,11-何からはじめるのがよいか

さて、今日はFX(外国為替証拠金取引)を始めるに当たっての基本の話です。

外貨預金もそうすることが多いように、やはりFXも基本的には初めての場合はアメリカドルから始めるのが基本のようです。(もっとも、2008年3月現在、円と米ドルの関係はきわめて不安定ですが、次にあげる理由からここでは”基本”として米ドルを扱います。)

FXでは、これを「ドル円」といいます。なぜ、「ドル円」を基本として奨めるかというと、次の3つの理由からです。

1.米ドルが世界の基軸通貨
2.情報量の多さ
3.取引量が多く安定している

以上の理由から、取引を始めようとする際に一番安心できるのがドルというわけです。というのも、なんといっても取引されているドルの量が他の通貨に比べて桁違いに多いですから、そこに投資されている金額も世界中で動いているというわけです。取引量が多いということは、ヘッジファンドのような大口の投資家(投機筋といわれます)が、意図的に値段を動かそうとしても、あまりに市場が大きすぎて動かせないというわけです(仕手が起きない)。仕手が起きないということは、それが正当な数字ということで、値動きも読みやすいということです。世界的な取引、値動きが、アメリカドルを世界の基軸通貨としての地位を認めることになります。

世界中で取引されていること、基軸通貨となっていることから情報量も当然のように多く、様々な情報を簡単に入手することが出来ます。

また、日本とアメリカの関係からいってもふつうの人が一番なじみのある通貨として日本円以外ではアメリカドルが一番なじみがあり、イメージもつかみやすいので「わかりやすい」ということも間違いないでしょう。