FX(外国為替証拠金取引)では、スワップポイントがあるために損失が発生する可能性について前回説明しましたが、ではスワップポイントについてほかに注意しておく点を確認しておきましょう。
復習になりますが、スワップポイントとは2つの通貨の金利の差であり、これを収入として利用するものです。これはどういうことかというと、金利そのものが変わってしまった場合にはスワップポイントの収入も変動することを意味しています。
今の円は金利が低いですが、1980年代の日本経済のバブル期においては、他の国よりはるかに高い金利がついていました。金利というのは長いスパンでみれば為替同様変動するものなのです。つまり、今はドルと円の間にスワップポイントで収入が発生していたとしても、サブプライム問題の行方や日銀総裁の行方によっていつまでも続く状態にないことはすぐにわかるでしょう。
スワップポイントには、もう一つ注意することがあります。それは価格変動リスクです。例えばドルを買っていて、現在毎日スワップポイントが発生し利益を得ていたとします。仮にスワップポイント収入が1日100円合ったとします。この場合年間3万円を超える収入になります。しかしこれは、単に通貨を持っていただけ、そしてその通貨レートが変わらなかった場合です。実際には通貨のレートは毎日変動しています。例えば、1ドル110円で買って1万ドル持っていた場合、急な円高になって100円になってしまったら10万円の損が出てしまいますね。スワップにより3万円の利益が発生しているわけですが、レートの変動で10万円の損が発生するなんていう事態も起こりうるわけです。もっとも、通常は10万円の損失が発生する前に、円が100円に下がる前に対処するでしょうけれど、リスクとしては現実に存在しているわけです。金利や為替を毎日確認していれば、大損することはないでしょう。
まとめますと、スワップポイントは放っておくだけで収入になりますが、だからといってスワップポイント収入を期待して放置することはリスクがあることで、しっかりと毎日の為替や金利などを注意しておくことが大変重要になります。
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