2008年3月26日水曜日

FXベーシックスNo.10-株との違い

これまでみてきたように、株取引とFX(外国為替証拠金取引)ではかなり取引の特徴に違いがあります。

FXは株に比べて変動が緩やかな点や、取引時間に制限がないなど様々あります。株式市場では市場自体が開いている時間が限られています。リアルタイムで取引するためには、ビジネスパーソンの場合、休憩時間を利用するかいっそのこと会社を休んでしまうしか取引が出来ません。では、FXはといえば、これまでみてきたとおり取引は24時間オープンになっており、残業の後だとしても、リアルタイムに取引が可能です。

市場の値動きや流動性といったリアルタイムの取引のおもしろさでいえば、値動きの激しい株式の方が上でしょう。1年で倍(銘柄によってはさらにあがることも)になることもあれば、紙切れ同然になってしまうことがあるのも株式ならではです。それに比べ、外国為替のFXの値動きはずいぶんと穏やかなものです。1年で2倍になることもなければ1/2になることもまずないでしょう。しかし、FXの場合にはレバレッジの効きが非常に高いので、小さな値動きでも大きな収益を取りに行くことは可能です。

全体の流動性についても、株式投資よりもはるかに大きいためストップ安やストップ高などで取引が出来ないということもまずありません。

つまり、FXでは値動きがとても小さいために、例えば「5%」あがったら利益確定というような戦略はまず成り立ちません。小さな値動きがある度に利益確定する癖をつけておきましょう。また、手数料が安いですから、長期で保有するよりも短期で少しずつ利益確定を繰り返すことで、結果長期的に安定した収益に繋げていくことが出来るようになるでしょう。

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2008年3月14日金曜日

FXベーシックス No,9-スワップポイントの注意

FX(外国為替証拠金取引)では、スワップポイントがあるために損失が発生する可能性について前回説明しましたが、ではスワップポイントについてほかに注意しておく点を確認しておきましょう。
復習になりますが、スワップポイントとは2つの通貨の金利の差であり、これを収入として利用するものです。これはどういうことかというと、金利そのものが変わってしまった場合にはスワップポイントの収入も変動することを意味しています。
今の円は金利が低いですが、1980年代の日本経済のバブル期においては、他の国よりはるかに高い金利がついていました。金利というのは長いスパンでみれば為替同様変動するものなのです。つまり、今はドルと円の間にスワップポイントで収入が発生していたとしても、サブプライム問題の行方や日銀総裁の行方によっていつまでも続く状態にないことはすぐにわかるでしょう。
スワップポイントには、もう一つ注意することがあります。それは価格変動リスクです。例えばドルを買っていて、現在毎日スワップポイントが発生し利益を得ていたとします。仮にスワップポイント収入が1日100円合ったとします。この場合年間3万円を超える収入になります。しかしこれは、単に通貨を持っていただけ、そしてその通貨レートが変わらなかった場合です。実際には通貨のレートは毎日変動しています。例えば、1ドル110円で買って1万ドル持っていた場合、急な円高になって100円になってしまったら10万円の損が出てしまいますね。スワップにより3万円の利益が発生しているわけですが、レートの変動で10万円の損が発生するなんていう事態も起こりうるわけです。もっとも、通常は10万円の損失が発生する前に、円が100円に下がる前に対処するでしょうけれど、リスクとしては現実に存在しているわけです。金利や為替を毎日確認していれば、大損することはないでしょう。
まとめますと、スワップポイントは放っておくだけで収入になりますが、だからといってスワップポイント収入を期待して放置することはリスクがあることで、しっかりと毎日の為替や金利などを注意しておくことが大変重要になります。

FXベーシックス No,8-スワップポイントとは

FX(外国為替証拠金取引)における用語の一つに「スワップポイント」というものがあります。

スワップポイントとは、取引の際に異なる2つの通過の間に生じる「金利の差」のことをいいます。例えば1ドル100円で1万ドル買ったとします。その場合の買いポジションについて、翌営業日まで持ち越したと考えてみましょう。買った1万ドルには、(ドルを保有しているわけですから)その分の金利が発生し利益収入が発生します。逆に、円については1万ドル相当の100万円を証券会社から借りていることになるため(実際に100万円を入金して購入したドルではありませんから、この場合「借りている」ことになります)、その分の金利を支払う必要があります。その時その時の国際情勢により各国通貨の金利も変動しますが、例えばドルが金利4%とすると、日本の金利は今現在非常に低いですから、金利の差が発生します。この例では、金利の高いドルを持っていますから、このドルと円の金利の差を利益として毎日受け取ることが出来るという仕組みです。

もちろん、その時々の状況や組み合わせによって、逆の場合も存在します。例えば、ドルの売りポジションを持っている場合には、金利の高い方のドルを売って(証券会社には「借りている」状態)、金利の低い円を持っているので、金利の差額が損失として発生し、毎日これを支払うことになります。